【セカンドライフこそ必要不可欠な生命保険】
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの中野晴香です。
「保険は安心を買うもの」
お子さんが巣立って、退職金もあって、もう保障は必要ない。だから、老後に保険は必要ない。本当にそうでしょうか?実は、国が言う「豊かなセカンドライフ」を送るためには、リタイア後こそ生命保険を上手に活用していくことが重要です。
今回は、セカンドライフに生命保険の活用が必要不可欠な理由を3つお話しします。
- お金を増やす
生活するのに精一杯…ではなく、旅行や趣味など好きなことをして、「豊かなセカンドライフ」を送るにはお金がかかります。国のモデルシミュレーションでは、年金だけでは、毎月5万円足りませんでした。ですが、実際は、年金額や生活費もそれぞれ違うため毎月10万円足りないというご家庭も出てきています。そのため、現役時代にコツコツ貯蓄をしたものや、会社が準備してくれた退職金を有効活用し、いかに資産寿命を延ばすことが重要です。
その時に使えるのが生命保険です。銀行に預けるよりも高い利率の商品もあり、効率的にお金を増やしていくことができます。ご自身の年齢や状況によっては、外貨建保険や変額保険などの活用も検討すると良いでしょう。
- お金を守る
セカンドライフは、今までよりも医療費や介護費用が大幅にかかってくる可能性が高いです。厚生労働省によると、1日あたりの入院事故負担額の平均は約2.3万円。入院にかかる自己負担額は約21万円。介護費用の月々の平均は約17万円と言われています。「今までの貯蓄があるから」と考える方も多いですが、そもそも年金では普段の生活費すら足りていない状況で、いつまで続くかわからない入院や介護の費用を、老後の生活費として考えて貯めていたものから捻出していくことは、不安感がとても大きく、病状が回復したあとの老後生活も寂しいものになってしまいます。
- お金を遺す
自分が資産を残したい人へ資産を遺す、税金を抑えてより多くの資産を家族に遺す、無駄な相続争いを未然に防ぐためにも、生命保険が活用できます。
生命保険を活用することで、死亡保険金受取人をあらかじめ指定することができ、自分が残したい人へ確実に資産を渡すことができます。お金のことは、家族であってもなかなか言い出しにくいことであり、トラブルになりやすいことでもあります。誰にどれだけ残すのか、事前に決めておくことで、残した家族の心配事・トラブルのもとを取り除いてあげてみてはどうでしょうか?
また、税金の観点から考えてみても大きなメリットがあります。生命保険を使うと非課税枠【500万円×法定相続人の数】が使えます。例えば、奥様とお子さんが2人いた場合は、1500万円と多くの非課税枠を確保することができるので、活用しない手はありません。
ご自身のストレスのない「豊かなセカンドライフ」のため、そして、大切な家族のために、今こそ生命保険を上手に利用していきましょう!