介護の準備を間違えて、家族関係を悪化させない7つのポイント

みなさん、こんにちは!

セカンドライフ支援機構、介護支援コンサルタントの秦邦仁です。

しばらくぶりのメルマガになりますが、これからは定期的に将来介護で困らないための情報を送りたいと思います。

みなさんは、

「ご家族が高齢者向け住宅施設に入所する場合、どんな準備が必要かご存じですか?」

先日も大学時代の同級生から、

「母親が要介護1になり介護施設を考えているけど、何から始めたらいい?」、「まったく介護の事はわからないんだけど」という相談を受けました。

介護は突然やってきて、急に始まることが多いです。

その時に介護の準備をしていないと、様々な問題が雪崩のように襲ってきます。

私は介護事業を始めて12年が経ち、様々なご家族を見てきました。

・少しの意見の違いから、仲の良かった家族がケンカ別れをしてしまう。

・介護保険を使い割安で受けれるサービスを、知らないからそのまま買ってしまった。

・子供にだけは迷惑をかけたくないと言っていたのに、お金と時間で迷惑をかけてしまった。

・年金で足りると思っていた介護費用が全然足りなくて子供からお金を借りることになった。

などなど。

高齢者の親御さんを持つ方々にとって、親が介護施設に入所する準備は、感情的にも実用的にも多くの課題があります。

そこで今回は、介護施設に入る前の準備を7つのポイントに絞ってご紹介したいと思います。

大切な方の安心な生活をサポートするために、ぜひ参考にしてください。

  1. 本人・家族で話し合い

親本人と家族全員で、施設入居について話し合います。親の希望や意向を尊重しつつ、共通の認識を持つことが大切です。その時に重要なポイントが否定しないこと、そしてメモをしっかり取ることです。

  1. 施設の選定

入所する施設を選ぶ際には、地理的な立地、提供されるサービス、価格などを検討しましょう。また、施設のスタッフや雰囲気が親に合っているかどうかも重要です。

  1. 財務的な計画

入所費用や月々の費用、医療費などの負担を考えて、財務的な計画を立てます。保険や年金、貯金などの資金源を確認し、不足があれば対策を考えましょう。専門家に頼むことができれば相談しましょう。

  1. 施設見学・体験入居

実際に施設を見学し、入居者の表情やスタッフの対応、設備などをチェックします。入居者の服装や施設の環境整備を確認するのいいでしょう。

⑤物品の整理

親が施設に入る際には、生活に必要な物品を整理しましょう。特に必要なものは持参し、不要なものは処分または保管しておきましょう。

⑥医療や介護の情報共有

親の健康状態や医療情報、介護に関する情報を施設側と共有しましょう。これにより、より適切なケアが提供されます。施設に入所した後に、通院になるのか訪問診療になるのか確認することも大切です。

⑦親の心の準備

親が施設に入ることに対して不安や抵抗がある場合、じっくりと話し合い、理解を深めるよう努めましょう。親の意見や感情を尊重することが重要です。

以上が、ご両親が高齢者向け住宅施設に入所する際の準備の7つポイントです。

大切な方の生活をサポートするために、これらのステップをしっかりと踏んでいただけたらと思います。

それでは、次回のメルマガでお会いしましょう!

ご質問やご意見がございましたら、お気軽にご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

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