「祖父母から大学入学のお祝いとして300万円もらった!そのままもらっても大丈夫?」

みなさん、こんにちは。

行政書士の坂本です。

しばらく、ブログを更新ができておりませんでしたが、今月より再びセカンドライフにまつわる専門家による最新の情報や対策事例等をお伝えさせて頂きますので、よろしくお願い致します。

祖父母が孫の学費を援助することは、親にとって大きな経済的な助けになります。しかし、適切な手続きを踏まないと、贈与税がかかることがあります。実際に必要な金額以上のお金を受け取ってしまうと贈与税が大きくかかってしまう場合があるんです。可愛い孫のために、今までコツコツと貯金してきたお金の大きくを贈与税の支払いに当てないといけません。孫のために効果的に贈与を利用する方法を今回はお伝えします。

孫の学費として渡した贈与には贈与税がかからない

孫の学費のために祖父母からの贈与が行われる場合、贈与税は通常かかりません。ただし、これは学費が必要な都度、その都度に対応して支払われる場合に限られます。一度に多額の金額を一括で贈与する場合、その一部が学費以外に使用されたり預貯金となる場合には、その部分に対して贈与税が課されることがあります。

必要な都度、または年間110万円以内で贈与する

贈与税を回避するためには、以下の方法があります:

  1. 学費が請求される都度に支払う:大学からの学費請求に応じて、その都度必要な金額を渡す。
  2. 年間110万円の基礎控除を活用:暦年贈与の制度を利用し、年間110万円以内の金額を数年間に分けて贈与する。

教育資金の一括贈与制度の利用

相続対策としても孫の学費援助を考えている場合には、「教育資金の一括贈与制度」の利用を検討することができます。この制度を利用すると、30歳未満の子や孫への教育資金として一括で最大1500万円までを非課税で贈与することが可能です。贈与された資金は金融機関の専用口座に預けられ、必要に応じて引き出して学費等に使用します。ただし、使い切れなかった残高は贈与税の対象となります。

まとめ

祖父母からの学費援助は、以下のポイントに注意することで贈与税を回避することができます:

  1. 学費が必要な都度、必要分を受け取る
  2. 年間110万円の基礎控除を利用する
  3. 相続対策も考慮する場合は、教育資金の一括贈与制度を利用する

適切な方法で孫の学費を援助し、贈与税の負担を避けることで、安心して支援を続けることができます。

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