退職金を「減らす人」と「守れる人」── その差は“知識”ではありません
こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの中野です。
退職金を受け取った瞬間、多くの方がこんな気持ちになります。
「これでひとまず安心だ」
「でも、これで本当に足りるのかな…?」
実はこの時点ですでに、退職金を減らす人と、守れる人の分かれ道は始まっています。
しかもその差は、投資の知識やお金のセンスではありません。
今回は、退職金を受け取った人が陥りやすい“3つの勘違い”についてお伝えします。
勘違い①「まとまったお金は、まとめて考えた方がいい」
退職金は大きな金額です。
そのため、「一気に運用しよう」「 一括で何か決めてしまおう」と考えがちですが、
これが一番リスクの高い考え方です。
お金を守れる人は、「分けて考える」ことから始めます。
勘違い②「増やさないと足りなくなる」
老後資金の話を聞くと、「運用しないと不安」という気持ちが強くなります。
でも実際には、不安の正体は「増えないこと」ではなく、「どれくらい使っていいか分からないこと」です。
お金を守るために、増やす前にまず使えるお金の範囲を先に決めていきましょう。
勘違い③「誰かの成功例が自分にも当てはまる」
• 友人がやっていたから
• 銀行で勧められたから
• ネットで見たから
退職金は「人と同じ」が一番危険なお金です。
家族構成、年金額、健康状態、価値観。同じ人は一人もいません。
「自分の場合は?」から考えて、自分にとっての最適解を見つけましょう。
退職金を守れる人が、最初にやっていること
守れる人は、退職金をいきなり「運用資金」とは考えません。
まず、こんな分け方をします。
• 生活を守るお金
• 使う予定のお金
• しばらく動かさなくていいお金
この仕分けをするだけで、「何に手をつけてはいけないか」が明確になります。
不安が減るのは、増えたからではなく見通しが立ったからです。
「増やす」より先にやるべきこと
そして、退職金で一番大切なのは、大きく増やすことではありません。
• 長くもたせること
• 急な出費に耐えられること
• 気持ちが不安定にならないこと
セカンドライフのお金は、人生を支える“土台”です。
土台が不安定なまま増やそうとすると、心まで揺れてしまいます。
まとめ
退職金は「運用の前に設計」
退職金を減らす人は、「何をするか」から考えます。
退職金を守れる人は、「どう使うか」「どう守るか」を先に考えます。
この順番の違いが、10年後、20年後の安心感を大きく分けます。
もし今、
• 退職金をどう扱えばいいか分からない
• このままで足りるのか不安
• 誰にも聞けずにそのままにしている
そんな気持ちが少しでもあるなら、
一度立ち止まって整理することが
一番の“守る行動”かもしれません。
お気軽にご相談ください。

